トンネル型テントの設営方法【snow peakエルフィールドで解説】
トンネル型テント設営方法
どのテントも一度見たらほぼ立てられる!?と自負するCAMP LINKのコバヤシが「一般的なトンネル型テント」の立て方を解説します。
今回はスノーピークのエルフィールドで解説しますが、コールマンのトンネルテントや、DODのカマボコテント(CAMP LINKでは取り扱いがないですが…)など他のトンネル型テントにも応用できる内容です。
↑動画でまとめたものはこちら↑
今回の解説担当スタッフ : コバヤシさん
ホームセンターバロー初のアウトドアワールド店舗、浜松浜北店のアウトドア売り場の担当を経験後、現在はキャンプのエキスパートのみで構成されたキャンプギア専門店CAMP LINKのスタッフ。
初めて買ったテントはスノーピークの「アメニティドームM」です。(社員研修中に一番立てやすかったのがきっかけ)
代表的な付属品
代表的な付属品として「フライシート」「ポール」「ルーフフライ」の3つが入っています。
ルーフフライは天井部につける遮光性・防水性を上げるための生地でできています。
設営位置の決定
右を前側、左を後側にして組み立てていきます。
テント上から潰したようなイメージで、全体が把握できるように広げます。
ポールを置いておきます。ポールの通り道のことをスリーブと言います。エルフィールドの場合は黄色・紺色・赤色で色分けされているので、同じ色のポールを通す形になります。
ポールの並び順です。黄色のポールは二本ありますが、同じ長さなのでどちらを使ってもOKです。
エルフィールドの後ろ側を一旦仮止めします。仮止めをしておくことで想定通りの場所に立てやすくなります。
仮止めを省くと、立ち上げた時にぐしゃっと縮んで位置がずれてしまいます。
ポールを通す
まず後ろからポールを通します。手元で組みながら通すのがポイントです。大きいテントほどポールへの負荷が大きいので、手元で組むことで折れ・曲がりを防げます。
最近のエルフィールドは目安としてポールの色がついている部分が隠れるぐらいまで通すのがちょうど良くなっています。
ポール4本を通したら、テントの裾部分にあるピンをポールに刺し、ポールをテントの生地と繋げます。
エルフィールドの場合は、ピンもポールやスリーブと同じ色で分けられています。
ピンが見つけにくい場合は、スリーブの縫い目を追っていくと見つけやすくなります。
次に反対側のピンを留めます。
仮止めした方に弓の弧を持ってくるようにすると設営しやすくなります。
ポールを逆側のピンに差し込むときは、ピンを膝で押さえ、ポールを弓なりにし弧を作ってピンを差します。
これで設営の準備は完了です。
本体を立てる
テントを立ち上げる前に、ハンマーとペグ1・2本持っておきましょう。
前側からテントの下の方をつかんで引っ張ります。
※真ん中あたりをつかんで立ち上げると、テントが吸盤のように引っ付いて立ち上げにくくなりますので、必ず下の方から引っ張り上げましょう。
ある程度中に空気を含めながら引っ張ると綺麗に立ち上がりやすいです。
立ち上がったら前側2ヶ所をペグで仮止めします。
エルフィードの特徴とも言われる背骨を通していきます。
後ろ側がテントの背が低くなっているので、通しやすい後ろ側から無色のポールを通します。
テント上のスリーブに通します。
通し切ったら、グロメット(ハトメ)を上で折り返し、穴二つを使って挟むように留めます。
前側も同じように留めます。前室を少し開けると中まで入れるのでやり易くなります。
全てのフックをひっかけます。フックを留めておくことで、風からの あおられ方が全く違うので必ずフックは取り付けましょう。
ルーフフライの取り付け
ルーフフライは広げた時に2節目が長い方が前側になります。
まずルーフの黒色フック(ゴム)を本体テントの輪っかに引っ掛けます。片側は全てのフックを引っ掛けます。
ゴムが付いていない方の紐はロープを張る輪っかなので間違えないようにしましょう。
反対側は一か所だけ留めた状態で、ゴム部分を持って前側に引っ張ると付け易いです。
ルーフの裏側にあるマジックテープを全て留めます。
ルーフの前後に伸びている紐もフックにひっかけます。
反対側にある自在ロープで調整すると密着度が増します。
後はベルトから紐を引っ張りペグで固定すれば完成です。
【ロープで固定するときのポイント】
フライに付いているベルトがロープを止める箇所は、一回ポールに巻きつけるとより頑丈に張れます。
インナーテント
ロゴが付いている方を前側にして広げていきます。
インナーテントの床(フロア)の方が台形になっているので、その形に合わせて広げます。
フックにひっかけます。一番頂点の場所を見つけるとひっかけやすくなります。
【頂点の見分け方】
扉がある側はフックからまっすぐ縫い目があるところです。テントによって赤色の印が付いているものもあります。
頂点から縫い目を辿るともう一つフックがあるので、テントの一番後ろにひっかけておくと掛け違いしにくくなります。そのあとは残りのフックを全てかけていきます。
フロアの四隅にペグを打ちこめば完成です。
今回はスノーピークのエルフィールドで解説しましたが、他のトンネル型テントにも応用できるので、ぜひお試しください!