スモークウッド7種食べ比べ!【どのウッドの燻製が一番美味しい?】

スモークウッド7種レビュー

温燻(おんくん)で使用する「スモークウッド」はたくさんの種類がありますが、どの店でもおいてある「さくら」を選びがちな人が多いのでは?

そこで今回は「CAMP LINK」スタッフが様々なウッドでくん製を作ってみて「味・色の違い」を見てみよう!という企画です。

はたしてさくら以外はどんな味なのか?試してみました。


↑動画でまとめたものはこちら↑

小林さん

今回の解説担当スタッフ : コバヤシさん

ホームセンターバロー初のアウトドアワールド店舗、浜松浜北店のアウトドア売り場の担当を経験後、2021年10月にオープンしたアウトドア専門店CAMP LINKのスタッフに抜擢される。

スモークウッドは実はさくらしか使ったことがありません。なので結果が少し楽しみ。

エントリーするスモークウッド

比較するスモークウッドは、「さくら」「りんご」「くるみ」「ブレンド」「ウイスキーオーク」「なら」「ヒッコリー」の7種です。

それぞれに「肉魚向け」や「すべての食材にオススメ」など得意分野があります。


対決ルール

食材はチーズとささみを使います。

コバヤシお手製の燻製セットです!それぞれに使用しているウッドの名前を書いています。
この状態で90分間燻製して、「1.色付き」「2.味の違い」の2点を比較していきます。

結果レビュー

90分経った「さくら」ウッドの燻製。
だいぶいい色付きになっているので、これを基準にそれぞれのくん製の比較を始めたいと思います!
※味の感想はあくまでコバヤシの主観です。

燻製後のササミの色の違いは画像の通りです。

いざ、実食!!

◆「さくら」レビュー

スモークウッドでも代表的な「さくら」は、色付きが良くて味もしっかり付きやすいのが特徴です。

(チーズ)
スタンダードかと思いきや香りは強め。燻製の煙っぽさも感じます。
(ささみ)
味はしっかりめ。下味をちゃんとつけたようなドシッと感があります。

◆「りんご」レビュー

「りんご」はその名の通りフルーティな香りがするらしいが真実はいかに、、!?

(チーズ)
さくらに比べると味は薄め。確かに飲み込むときに少し甘味があり、フルーティーさを感じます!
(ささみ)
中に残った肉汁にハーブっぽさ(植物っぽさ)を感じます。

◆「ブレンド」レビュー

広葉樹と針葉樹をミックスしており、全てもの食材に合うのが特徴です。

(チーズ)
さくらとりんごの中間位の色付き。さくらより味は薄くクセは弱めで、チーズの風味(素材の味)をとても感じれます!
(ささみ)
海藻っぽいミネラル的な味を感じます。

◆「くるみ」レビュー

元々「くるみ」は燻製の色付きが薄いのが特徴です。

(チーズ)
チーズの白い部分も残っており、薄めの色づきです。味も見た目通り薄味でしたが、どこかフレッシュさを感じる爽やかみがありました。
(ささみ)
燻製の風味が控えめなので、一番鳥の素材の味を感じました。

◆「ヒッコリー」レビュー

他のスモークウッドに比べ酸味・渋みが強いのが特徴です。

(チーズ)
色付きがよく、チーズのもともとの酸味がより濃くなったような味。燻製の香りよりも酸味の方が印象に残る感じです。
(ささみ)
炭火で焼いたような味。下味の塩味を強く感じます。

◆「なら」レビュー

他の6種に比べ色付きがいいそうです。

(チーズ)
一番濃い色付き。味も一番濃い!スナック菓子のようなジャンクな味。
(ささみ)
なぜか卵っぽい味が…

◆「ウイスキーオーク」レビュー

その名の通り、ウイスキーを酒樽を砕いて作ったスモークウッドなので、燻製っぽさが期待できそう…!

(チーズ)
なら・ヒッコリーよりはう薄めの色付き。飲み込む瞬間に少しウイスキーっぽさを感じます!(ウイスキーボンボンのような)お酒にとても合いそうです。
(ささみ)
さくらで燻した味に近い気がします。味がしっかりついていて、クセも少なめです。

みんな違ってみんないい…!!


総評

コバヤシ一言※メーカー公称の合う食材
さくらザ・燻製。平均かと思いきや意外と濃い方肉・魚に
りんごほんのりフルーティー感。燻製なのに…鶏・白身魚に
ブレンドさわやかな薄味。クセになる素朴な味。全ての食材に
くるみさわやかな薄味。クセになる素朴な味。肉・魚に
ヒッコリー濃いめ。素材の味をかなり強調します。肉・魚に
ならジャンクフードのような濃い味わい。魚に
ウイスキーオークウイスキーと言うよりもウイスキーボンボン鶏・白身魚に

「さくら」が一番「味付きがいい」「色づきが一番無難に出た」ことから、代表格と言われる所以がわかった気がします。

「りんごはフリーティー」、「くるみは素材の味が引き立つ」など、スモークウッドによって七つ七様なので、食材によって使い分けるのも納得!

ぜひ温燻をするときの参考にしてみてください!

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