【アウトドア飯の味方】メスティン
アウトドア最強の飯盒(ご飯を炊く)ギアとして名高いメスティンですが、その使い方は炊飯だけにはとどまりません。
基本のご飯の炊き方から、お手入れ方法、自動炊飯や炊飯以外のレパートリーなどご紹介します。
メスティンとは?
スウェーデンのtrangia(トランギア)社が作っている、
アウトドア飯盒(はんごう)が有名ですが商標などでは無く
単に「飯ごう」の意味なのでトランギアに限らず各社「メスティン」の名で販売しています。
軽くてい薄いアルミボディで「ご飯が美味しく炊ける」こと、
また「失敗が少ない」ことで近年人気爆発中のアウトドアギアです。
(何より安いんですが、品薄でたまにプレミア価格になることも…)
ここでは主にトランギアのメスティンについて初介します。
もちろん用途のメインは炊飯ですが、それだけにとどまらない用途が人気の秘密。 また、シンプルで素朴なオシャレボディも人気の一員です。
サイズはスモール(約1.8合まで)・ラージ(約3.5合まで)の2種類があります。
メスティン基本中の基本、ご飯の炊き方はこちら。
メスティンの4つの素晴らしいポイント
◆ その1:炊飯の失敗が少ない!
アウトドアで炊飯を経験した方ならわかると思いますが、アウトドアで「炊飯」って失敗しがち。
水加減失敗してベチャベチャだったり、火加減失敗してバリバリに焦げ付いたり。
中の人(バローアウトドア担当)も何度となく失敗しています。
メスティンはもともと炊飯用のギアということもあり、
マニュアル通りに作っていればまず間違いなく「美味しいご飯」にたどり着きます。
この安心感たるや。
しかも普段のご飯より美味しいんですよ。(アウトドア補正かもしれませんが。)
◆ その2:他の料理も得意!
炊飯だけなら別にメスティンじゃなくても
他にも「ザ・飯盒」的なアイテムあるけどその違いは?
そう、メスティンは他の料理も得意なんです!
パスタも得意だし、上の写真のようにうどんのような「煮る」料理もできます。
なんなら「蒸す」料理もできたりします。
レパートリーの幅は以下の「とにかく30種類作ってみた」からご覧になって下さい。
何でもできる驚異のギアだということがわかっていてただけると思います。
↑レシピはすべて作成動画付き!
◆ その3:軽い!
アウトドアでは軽さは正義。
いくら美味しく出来るからと言って重たいダッチオーブンをいくつも持ち歩く気にはなれません。
その点、メスティンなら安心。薄くて軽いアルミボディ。
スモールサイズ(750ml)は150g、ラージサイズ(1350ml)は270gと、持ってるのかどうかわからなくなるくらい軽い!
これなら複数台持ちも苦ではありません。
また、中に関連用品をスタッキング(収納)できたりするのも魅力の一つ。
◆ その4:究極の炊飯 – 自動炊飯
ガスバーナーで炊飯しても失敗知らずのメスティンですが、
「ポケットストーブ+固形燃料」で夢の「ほったらかし自動炊飯」も出来る!
お米と水を入れて、自動炊飯をセットして、あとは待つだけ!夢のよう!
メスティンのお手入れ方法
メリットがたくさんのメスティン(トランギア)ですが、ちょっと手間なのが最初のお手入れ。ですがこの事前準備をしっかりしておけば、あとは快適に長く使うことができますよ!
最初のお手入れには「バリ取り」と「シーズニング」の二段階あります。
◆ バリ取り
バリ取りの「バリ」とは、メスティンを製造する際に材料を切断してできるザラザラした部分のこと。これをそのままにしておくと、手で触ったり、口をつけると怪我をしてしまう可能性があるので、取り除いておく必要があります。
「やすり」が必要ですが、ものの10分程度で出来るので、やっておくことをオススメします。
バリ取りの方法はこちら▼
◆ シーズニング
シーズニングをするメリットは2つあります。
1つは「アルミ臭さを取ること」、もう1つは「焦げ付きやサビがつきにくくすること」です。
日本製の鍋などは事前に加工されているものが多いですが、
トランギアのメスティンは海外製なので、国内産ほどは事前のケアは行き届いていません。
こちらも20分程度で出来るので、やっておくことをおすすめします。
シーズニングの方法はこちら▼
ちなみにメーカーによっては「バリ取り済み」のメスティンもあります。
おすすめセット買い
メスティン本体だけでも十分魅力的なアイテムですが、
その世界を更に広げるアイテムを紹介します。
◆ 中に入れる網
これがあれば、なんと蒸し料理ができるようになります!
(アンオフィシャルですがくん製もできます。)
シュウマイ・肉まんなどなど…一気に料理の幅が広がります!
リンクはこちらの「蒸し料理」「くん製」から▼
◆ ポケットストーブ
エスビットの「ポケットストーブ」を使用しています。
これと固形燃料があれば、自動炊飯が簡単にできます。
詳しくは以下のリンクから▼
また、これらのアイテムはメスティンの中に収納して持ち運べる
(スタッキング)できるのもポイントです。
他メーカーのメスティン
一番有名なのはトランギアのメスティンですが、
他メーカーも各社販売しています。
新たに購入する度にレビューしていきたいと思います。
◆キャンパーズコレクション
キャンパーズコレクション(山善)のメスティン。
パッケージには「MESS-01」と型番が明記してあります。
お値段はトランギアのメスティンとほぼ同じです。
並べてみました。
左の赤い取っ手がトランギアのメスティン、右がキャンパーズコレクションのメスティンです。
重ねてみました。
上がトランギア、下がキャンパーズコレクションです。
ほぼほぼ同じサイズですね。
公式スペックを比較してみました。
山善(YAMAZEN) メスティン MESS-1 | トランギア(trangia) メスティン TR-210 | |
本体サイズ | 17×9.5×さ6cm | 17×9.5×6.2cm |
重量 | 160g | 150g |
容量 | 850ml | 750ml |
材質 | アルミ製 | アルミ製 |
トランギアの本家メスティンに似せたんでしょうね…
サイズ・重量や内容量もほぼ同じサイズとなっており、
トランギアのメスティンと同じ使い方が出来そうです。
材質的にはアルミでアルマイト加工されていないので、
トランギアと同じくシーズニングはやっておいた方が良さそうです。
ただし、バリやザラザラ感は全く無かったため、バリ取りは不要ですね。
あると便利なアイテムとして紹介した
底敷きのアミや自動炊飯用の固形燃料も使えます。
トランギアのメスティンとサイズもほぼ同じなので
上記の画像のようにスタッキングも問題なく出来ます。
トランギアのメスティンは大人気で品薄の場合がありますが、
こちらで代役を果たすことが出来そうですね。
(バリ取りしなくても良いメリットもあります。)
トランギアのメスティンの場合、1合分の水を注ぐラインは「2つのグロメットの真ん中」でしたが、キャンパーズコレクションのメスティンの場合「3つのグロメットの中間」となるのでご注意を。
バローで手に入る!
ホームセンターバローのアウトドアワールド店舗で購入可能です!
(※取り扱いのない店舗もございます。)
バローのアウトドアワールド店舗一覧▼
メスティンで色々料理してみた▼