さつまいもオススメ品種

※栽培する地域や天候の状況により入荷時期・植え付け時期は多少前後します。

甘〜い品種が急増中! 人気品種ベスト5!

さつまいもの品種と言えば「鳴門金時」などが有名ですが、「安納芋」の登場により蜜芋ブームが到来、続々と甘〜いさつまいもが登場しています。さつまいもは個性もが強く、ホクホクで料理に向いた物やスイーツのように甘く食感のものなど様々です。

※蜜芋…安納芋をはじめとする高糖度なさつまいも。焼くと身が蜜のようにあふれ出る様から蜜芋と呼ばれるようになった。

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上記のグラフは人気5品種の2007年から10年間の検索結果です。毎年さつまいもが出荷される11月に検索数が多い傾向にありますが、「安納芋」が毎年じわじわ人気を伸ばしていき、ここ数年では他を圧倒する検索数になっており、かつての「ホクホクしたさつまいも」よりも「ねっとり甘いさつまいも」がブームだということがわかります。

ここではさつまいも人気品種ベスト5を紹介します。ねっとり甘い品種がはやっていると言っても、やっぱりさつまいもはホクホクだよね、という人もいまし、食べ方によっても適した品種は変わってきます。どの品種を育てるか迷っている人は「味」「食感」「食べ方」で選んでみてはいかがでしょうか?

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ほくほく系のさつまいも

金時などさつまいもらしい味わいが楽しめる品種たち。一般的にさつまいも、と言われて想像するのはこのタイプがほとんどではないでしょうか。焼き芋にすると外はパリパリ・中はホクホク甘く、天ぷらにも良く合う万能タイプです。

金時

【食感】ほくほく系

【おすすめ料理】天ぷら、きんとん、焼き芋など

【植付時期】4月中旬~6月末

【収穫時期】11月〜

定番中の定番。さつまいもといえばコレ!

多くの品種の元となった高系14号の品種で、西日本でサツマイモとえばコレのこと。皮色が鮮やかで甘みが強く、やや粉質のため焼き芋にすると昔ながらのホクホクの食感が味わえます。天ぷらなど料理にはオールマイティに使えるのでとりあえず育ててみたい方にはオススメです。

紅あずま

【食感】ほくほく系

【おすすめ料理】天ぷら、煮物、焼き芋など

【植付時期】4月中旬~6月末

【収穫時期】11月〜

さつまいも東の王者。万能選手。

関東を中心に流通している品種で、東日本でサツマイモといえばコレのこと。名前の通り皮は濃い赤褐色で、繊維質が少ないのが特徴。粉質で焼き芋にすると自然なホクホクした食感になり、他料理にも金時同様オールマイティに使えます。また、育てやすいのも特徴です。

しっとり系のさつまいも

従来のほくほく系と最近ブームのねっとり系の中間。ねっとり系もいいんだけど、やっぱりさつまいものほくほく感は欲しい…だったり、ねっとり系は甘いけど味が濃くて飽きてきた…というニーズに応えて登場した品種達です。しっとり甘くなめらか、でも従来のほくほく感も残っているのが特徴。今一番注目の「紅はるか」をはじめ、続々と新品種が作られています。

べにはるか

【食感】しっとり系

【おすすめ料理】焼き芋、スイートポテトなど

【植付時期】4月中旬~6月末

【収穫時期】11月〜

「はるか」に超える甘さ。

(登録品種名:ベにはるか)「はるか」に甘いをコンセプトに作られた、ここ最近登場した新しめの品種でよく安納芋と比較されます。甘さは安納芋に負けないくらい甘いのですが、安納芋のねっとりとした食感に比べ従来のホクホクした食感を残しているという点が最大の違い。そのため後味がスッキリとしており強い甘みながらも上品な味わい。繊維質がは多め。貯蔵することでさらに甘みが強くなるので、本当の紅はるかを味わいたい方は2ヶ月程度貯蔵することをおすすめします。

ねっとり系のさつまいも

安納芋に代表される、 ここ数年ブームの甘〜い蜜芋たち が含まれます。蜜芋と呼ばれる、焼き芋にすると中からトロ〜ッと甘い蜜がこぼれ出すのが特徴。とにかく糖度が高く、水分も多めですがクセも強めです。ねっとり甘いので料理としてよりもスイーツ的な用途がメイン。

安納芋

【食感】ねっとり系

【おすすめ料理】焼き芋

【植付時期】4月中旬~6月末

【収穫時期】11月〜

蜜芋ブームの火付け役! 芋と言うよりもはやスイーツ

言わずと知れた、さつまいもの常識を変えた「とにかく甘〜いさつまいも」代表格。特徴は、従来のさつまいもとは違い水分が多くねっとりとした食感と、身の中に蜜がたっぷり詰まった甘さはまるでスイーツのよう。ベストの調理法はその甘さを最大限に生かす、焼き芋。また、収穫してから3週間〜1ヶ月寝かせると糖度が上がるため、収穫直後よりも熟成させることをおすすめします。

シルクスイート

【食感】ねっとり系

【おすすめ料理】焼き芋など

【植付時期】4月中旬~6月末

【収穫時期】11月〜

味わったことがない、するっ、ふわっの食感

(登録品種名:HE306)ここ最近登場した品種で絹のような「とにかくなめらか」な食感が特徴。濃厚な甘みですがわりかしスッキリとした味わいで後味が残らない上品な舌触りです。安納芋に続くブレイクがさつまいも業界(?)で最も期待されているニューカマーです。貯蔵することで本当の甘みを発揮するため、2ヶ月程度貯蔵することをおすすめします。スーパーでもあまり出回ってないので、今までにない感動モノの食感を味わいたい方にオススメです。

いもは寝かせて甘くなる?!

■収穫後のポイント

さつまいもは堀りたて(収穫したて)が一番美味しい!…と思いがちですが実はそうではありません。収穫したては水分がまだ多く、デンプンの糖化が進んでいないため、本来の味を十分に味わうことは出来ません。寝かせて熟成させることでグッと糖度が増し、より甘くおいしくなります。ここでは自宅での熟成する際のポイントについて解説します。

1.土は洗わない!

簡単に土を落とすのはOKですが、水に触れるといもは傷みます。

2.新聞紙に1個ずつ包む!

いもは「呼吸」しています。通気性が保たれるよう新聞紙にくるんだ後は、段ボールなどに入れておきましょう。

3.適温は10℃〜18℃

低温だと芋が腐り、高温だと芽が出てしまいます。

最低1週間〜2週間程寝かせるとおいしさが増します。品種によっては2〜3ヶ月程度寝かせることで最大の甘みを引き出すことが出来ます。小さい物ほど傷みやすいので傷みやすいので、小さい物から順番に食すのがおすすめです。

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