【それ、エンジン故障かも?】リコイルスターターの点検

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【それ、エンジン故障かも?】リコイルスターターの点検

※このページでご紹介するメンテナンス情報はあくまでホームセンターバロー内での研修内容をまとめたものであり、すべての機械に共通するものではございません。

修理の際の故障に関しては責任を負いかねますので、予めご了承の上、ご利用下さいますようお願い申し上げます。

リコイルスターターの点検


「リコイルスターターの動きがいつもと違う…?」

もしかしたら、エンジンが故障しているサインかもしれません。

「リコイルスターターの点検方法」と、エンジンを正常に保つための、「燃料(混合ガソリン)の扱い方」をご紹介します。

▼このページの内容まとめは以下の動画で▼

エンジン故障の原因

刈払機

エンジンが故障する原因としては、

燃料の入れ間違え
…2サイクルオイルではなくレギュラーガゾリンなどを入れてしまう、など。

混合ガソリンの撹拌(ゆらしてかき混ぜる)し忘れ
…2サイクルオイルが沈殿したまま上部のレギュラーガソリンだけ入ってしまう。

これらが原因で正しく燃料が入らないことによりエンジン内部に傷がつき、破損してしまう可能性があります。


リコイルスターターの点検

エンジンが故障しているかどうかは、リコイルスターターを引いた時の感触で確認することができます。

①リコイルを引っ張った時、感触が軽い

刈払機を持つ

リコイルスターターを持ち、本体から手を離してみましょう。



手を離すと

リコイルスターターがスーッと落ちる

このように刈払機がスーッと落ちていってしまったら、

エンジン内部の破損により空気の圧縮が弱まってしまっているということになります。

リコイル正しい状態

エンジンが正常な場合、本体から手を離しても空気の圧縮があるのでヒモが伸びることはありません。


②リコイルが硬くて引き抜けない

リコイルが引けない

この原因は、最初に述べた燃料の「入れ間違い」や「正しい入れ方をしていない」場合、

エンジン内のピストンとシリンダー同士が擦れることにより傷と傷が噛み合い、リコイルがガチッと固まって引っ張れない状態になります。

このいづれかの状態になると、エンジンが焼けて故障している可能性が高いです。


燃料の正しい保管方法

混合ガソリン

エンジンの故障を防ぐためにも、混合ガソリンは缶もしくは耐油性の容器で保管しましょう。

ペットボトルなどの耐油性ではないプラスチック容器で保管した場合、容器の成分が溶け出し、キャブレター・エンジン内部を傷つけてしまいます。

※刈払機に使われているタンクやチューブは、耐油性のものなので心配ありません。

エンジンが故障したら、エンジンを総替えする必要があるので新品を買うよりも修理費が高くなる場合があります。

なので混合ガソリンの扱い方には十分注意しましょう。

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