【獣害対策】電気柵の設置方法
おすすめ特集
電気柵の設置方法
近年、温暖化の影響と手付かずの山などで、イノシシやシカなどの獣が住みやすい環境になっています。
そんな環境下の中、人間と獣が共存していくためにもワイヤーメッシュなどの物理柵や、電気柵を設置することが効果的です。
このページでは、電気柵の設置方法をご紹介します。
▼電気柵の効果とバローおすすめ電気柵はこちら▼
▲動画で見たい方はこちら!▲
必要な部材・道具
必要な部材
設置する長さに応じて必要な数をそろえましょう。
- 電気柵(+付属品)
- 電気柵本体
- 高圧線
- アース棒
- 危険表示板
- 必要な部材
- ヨリ線
- FRPフック
- ゲートグリップ
- FRPポール
必要な道具
- 軍手
- ニッパー
- コンベックス(3m以上のもの)
- ゴムハンマー
前準備
前準備として、ポールにフックをつけておくと後々ラクになります。
今回はイノシシ・小動物対策のために3つのフックをつけます。
ポールの設置
ポールの設置準備として、予めポールを打ち込む場所に置いておきます。
まず入口2ヶ所に置きます。
また、今回設置場所が傾斜になっているため、フラットな地面にもう一本置きます。
あとは3m間隔でどんどん設置していきます。
これでポールの設置は完了です。
ポールを打ち込む
入口のポール(2本)から打ち込みます。
基本的に90cmのポールに対して20〜25cmほど地中に埋め込みます。
あらかじめ入口にゲートグリップを設置します。
ポールを次々打ち込んでいきます。
ポールに取り付けるフックの位置は以下を参考にしてください。
・小動物:地上部から10cm
・イノシシ:地上部から20cm+地上部から40cm
ヨリ線を結ぶ
ヨリ線をセットします。
1回普通に結び、余った紐を長い方の紐にクルクルねじって巻き付けます。
次のポールへ紐を張っていきます。
フックへの紐の通し方は、最初の穴は上から・次の穴は下から通すと、まっすぐ紐を張れます。
最後のポールまで通し切ったら、ペンチで紐を切り最初と同じようにクルクルねじって巻き付けます。
2・3段目も同様に紐を張っていきましょう。
紐を少し切り、1段目・2段目・3段目をつなぎます。
上からした下へ向かって、1段ずつねじって巻き付けていきます。
こちらを50mおきに作っていきます。
入口のヨリ線の設置をします。
先ほど引っ掛けたゲートグリップの上に紐を通しましょう。
紐をねじって固定します。
紐で繋いだゲートグリップを引っ掛けます。
反対側のポールのフックに引っ掛け、紐をペンチで切り結びます。
3段分セットします。
本体の設置
まず、高圧線を本体の赤い方にセットします。
被覆している箇所をヨリ線に巻き付けます。
アース棒を本体の黒い方にセットします。
アース棒は線が長いため、出来る限りしっかり張った状態で地面に差し込みます。
アース棒の頭が見えなくなるまで打ち込みます。
線を目一杯張り、2本目・3本目と順に打ち込みます。
※アース棒が正しく設置されないと、本体が10,000Vでもヨリ線には3,000Vしか出力されないことも…
これで一通りの設置作業は完了です。
最後に通電しているかチェックします。極端に電圧が低くないか確認しましょう。
今回は最大出力1,000Vに対し9,100V出ているのでOKとします。
高さの解説-対象動物別-
今回はシカ対策用に、一本おきに長いポールを設置しました。
1段目は小動物、2・3段目がイノシシ、4・5段目がシカ用の対策になっています。
また、必ず上から下まで紐で繋いだ状態でないと全てに電気が流れないのでご注意ください。
危険表示板の設置
電気柵の設置が終わったら、人通りが多い外側に危険表示板の設置をしましょう。
危険表示板の取付・表示は「法令で義務付け」られています。安全にお使いいただくためにも、取付をお願いします。
電気柵は適切に設置し、安全に使用すれば皆様の大切な農作物を獣害から守ることが出来ます。
安心安全の日本製、アポロの電気柵をぜひこの機会にご検討ください。
▼電気柵の効果とバローおすすめ電気柵▼