給油・始動確認の方法

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給油・始動確認の方法

※このページでご紹介するメンテナンス情報はあくまでホームセンターバロー内での研修内容をまとめたものであり、すべての機械に共通するものではございません。

修理の際の故障に関しては責任を負いかねますので、予めご了承の上、ご利用下さいますようお願い申し上げます。

チェーンソーの試運転・始動確認


チェーンソーイメージ

このページでは、チェーンソーの使い方の基本

「燃料注入」の方法から「エンジン始動確認」まで解説します。

長く持たせるには、正しい使い方を。

始めて購入した初心者の方や、長期保管後の再始動の前にご覧ください。

▼このページの内容まとめは以下の動画で▼

燃料の注入

今回のチェーンソー

こちらが今回実験台になってもらうチェーンソーです。

燃料油キャップを開ける

燃料タンクのキャップを開けます。難しい場合はマイナスドライバーを使うと開けやすくなります。

燃料入れる

給油口にガソリンを入れていきます。

入れ終わったら、燃料が漏れないようキャップを強く締めます。

タンクの種類

!ここに注意!


燃料を入れる場所を間違えないように!
燃料タンクと、チェーンオイルタンクがあるので間違えないようにしましょう。
それぞれのキャップの上にマークが付いているのでよく確認しましょう。

ここで注意点が2つあります。

燃料は市販のやつを使おう

燃料は必ず市販の2サイクル専用の混合燃料を使用しましょう。

エンジンが始動しない、故障といったエンジントラブルが少なくなります。

燃料は撹拌して使おう

また、ガソリンはよく撹拌(ゆらしてかき混ぜる)してから使いましょう。

チェーンオイル

次に、チェーンオイルを入れます。

チェーンオイルとは、チェーンの摩耗や摩擦の発熱を防止するための潤滑油の役割を持ちます。

燃料が切れる同時タイミングで、チェーンオイルもなくなるよう設定されています。

エンジンがストップした場合は燃料・チェーンオイルをどちらも満タンに補給しましょう。


プライミングポンプ

プライミングポンプ

次にプライミングポンプを押します。

プライミングポンプとは?

プライマリーポンプとも呼ばれ、

燃料タンクからキャブレターへ燃料を送る役割があります。

半球部分に燃料が満たされるまで数回押しましょう。

燃料が満たされるとそれ以上は燃料は送られません。


初爆の確認

初爆とは?

エンジンをかける時の爆発音のこと。

これが聞こえない場合はどこかで異常がおきている可能性が高いです。

ブレーキレバー

まずブレーキレバーを前方に倒してチェーンにブレーキをかけます。

ブレーキをかけるとカチッと音がなります。

※ブレーキレバーをかけないままエンジンをかけるとチェーンが回転し危険です。

ストップスイッチをONにする

次にストップスイッチをONにします。「1」のようになっている方がONです。

チョークを閉める

チョークレバーを下に向け「閉じる(始動)」にしておきます。

ハーフスロットル状態になり、エンジンがかかりやすくなります。

リコイルを引く

左手、右足で本体をしっかり抑えリコイルスターターを少し出した状態から、、、一気に引き切りましょう!

「初爆」がおきるかどうか確認します。


始動確認

チョークを開いて

初爆が聞こえたら、チョークレバーを「開く」に変えます。

リコイルを引く

先ほど同様、左手、右足で本体をしっかり抑えリコイルスターターを引き切ると、、、エンジンが始動します!

ロックレバーとスロットルレバー

エンジンが始動したら、ハーフスロットルを解除します。

ロックレバーとスロットルレバーを使います。

上から握ってパッとはなす

上からロックレバーとスロットルレバーをぎゅっと握り、そのままパッと手を離すとうまくいきます。

そうすると「半開(ハーフスロットル)」が解除され、アイドリング状態になります。

※「半開」状態のままにしておくと、加熱によりブレーキを損傷してしまう(サイドケースが焼けてしまう)ので注意しましょう。

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エンジン始動後

約2〜3分程度はアイドリングのみの

エンジンに優しい慣らし運転を推奨します。

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チェーンブレーキ解除

ブレーキレバーをハンドル側におし、チェーンブレーキを解除します。

スイッチOFFはここ

ストップスイッチを押すと、エンジンが停止します。

(メーカーによって呼び名、場所が変わることがあります。)

エンジントラブルを防ぐため、燃料はガス欠になるまで使い切りましょう。

こうすることで次回のエンジンのかかりが良くなります。

以上で動作確認は終了です!


エンジン停止後

チェーンオイルは内部のポンプで組み上げられ、チェーンの潤滑油として供給されます。

その組み上げられたオイルは、エンジン停止後も内部に残った状態になり、2〜3日間はチェーンソーの下からタラタラと流れ出てきます。

故障ではないのでご安心ください。

新聞紙やダンボールなどを本体の下に置いて受け止めましょう。

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