ドーム型テントの撤収方法【アメニティドームで解説する】
ドーム型テント撤収方法
「一般的なドーム型テント」の片づけ方を解説します。
今回はスノーピークのアメニティードームで解説しますが、コールマンのツーリングドームをはじめドーム型テントの基本系な作りは共通しているのでどのドーム型テントにも応用できる内容です。
よく「撤収時に収納ケースに収まらない!」という話も聞ききますので、そうならないためのポイントについても解説します。
店頭設営イベントでも似たようなことやってますのでぜひイベントにも足を運んでみて下さい!!
▼設営方法を見たい方はこちら!▼
このページの内容
↑動画でまとめたものはこちら↑
今回の解説担当スタッフ : コバヤシさん
ホームセンターバロー初のアウトドアワールド店舗、浜松浜北店のアウトドア売り場の担当を経験後、現在はキャンプのエキスパートのみで構成されたキャンプギア専門店CAMP LINKのスタッフ。
初めて買ったテントはスノーピークの「アメニティドームM」です。(社員研修中に一番立てやすかったのがきっかけ)
フライシートの撤収
ロープは全て取り外し、ペグは前室以外を全て抜いている状態から解説します。
撤収する前に、全てのドアが閉まっていることを確認しましょう。
まずはすべてのペグを抜きます。
バックルを外します。(黄色・緑の両方)
次に前室用のポールを抜きます。
【ポールの抜き方注意点】
引っ張って抜いてしまうと、テントの中でポールの掛け合わせ部分が外れてしまったり、その状態で無理な力がかかると折れてしまう可能性があるため、なるべく押し出すようにしてポールを外します。
例えば2人作業の場合、反対側から引っ張ってもらう場合もポールが折れる原因になるのでご注意ください。
フライシートとポールを固定しているマジックテープを全て外します。
フライシートを固定するものは全て外れたので、フライシートを下ろします。ある程度畳みながら下ろすと、あとで楽に畳めます。
【二人で作業する場合】
一人は前側の開け閉めできるパネル、もう一人はその反対側の大体同じ位置をそれぞれ二つ折りにした上でひっぱり下ろすとやり易いです。
【一人で作業する場合】
片側の前後ろを持ちます。
少しずつずらしながら前側に回り込みます。
開閉パネルの一番上部の両側を持ち、ズルズルと下ろして行きます。
寝かせて整えると、大体縦に半分に折り畳んだ状態になります。
大体真ん中のラインに向かって2回折りたたみます。
反対側も同様に折りたたみます。
この畳み方なら大体のテントが収納袋のよりも細めに折りたためるので、このままクルクル巻けば自ずと収納袋に収めることができます。
インナーテントの撤収
インナーテントの撤収に入ります。
まず付いているフックを全て外します。
インナーテントのは扉下を少し開けておきます。(前側と後側)
開けておくことでテントを畳んだ際に中の空気が抜けていきます。
緑色のポールを外します。
フライシートの時同様、引っ張らずにできる限り押し出しながらポールを外します。
メインポールを抜きます。どれか一本抜くだけで勝手に萎んでいきます。
ゆっくりポールを引っ張りながら倒していきます。
弓なりになっているもう片方のポールも外します。
他のポール同様に押し出しながら外していきます。
インナーテントを畳みます。
一番下のフロア部分(2m70cmの正方形)に合わせて形を整えます。
空気が抜けているか確認します。空気の抜け方次第で最後畳んだときのかさばり具合が変わります。
前側と後ろ側から空気が抜けていくようになっているため、左右から折りたたんでいきます。
左右から折り畳んだら、そのさらに真ん中で半分に折ります。
この状態にしておくと、前後両方から空気が出ていくので中が膨らまずに済みます。
収納袋に入れる
インナーテントとフライシートを重ね、一緒に丸めていきます。
この時も収納ケースの横幅よりも内側で折り畳めていれば、確実に収納できます。
ポールが納めてある収納袋を軸にして巻いていきます。
なるべくグッと上から抑えながら、空気が抜けていくように巻きましょう。
ビルディングテープが付いている場合は、内側に入れて一緒に巻き込んでおくとコンパクトになります。
巻いた最後の部分を上向きにし、袋を上から被せます。
袋をかぶせてごろっと転がしたらチャックを閉めて完了!
スノーピークのアメニティドームなら収納袋のスペースに余裕があるので、前側に使うキャノピー(ポール)や追加購入したペグなども一緒に収納できます。
※コールマンのツーリングドームの収納袋は割とパツパツです。
撤収も基本のやり方を覚えてしまえばツールームも他のドーム型テントでも簡単に収納することができるので、ぜひ試してみてください!