じゃがいも おすすめ品種
おすすめ特集
じゃがいもの選び方やおすすめの品種を紹介します。
※栽培する地域や天候の状況により入荷時期・植え付け時期は多少前後します。
食べ方で選ぶ! じゃがいも選び
カレーや肉じゃがなど、毎日の食卓に欠かせないじゃがいも。スーパーでよく見かける男しゃく・メークインをはじめ、実はその種類は大変豊富で何を育てるか選ぶのも迷ってしまいます。ここでは品種ごとの特徴・向いている料理など個性的なじゃがいもの仲間たちを紹介します。せっかく育てるからには、食べたい味で選んでみてはいかがでしょう?
粉質のじゃがいも
でんぷんが多いのが特徴で、加熱することで「ほくほくした食感」が楽しめるのが粉質系のじゃがいもです。反面、でんぷんが多ければ多いほど煮くずれしやすいため、煮物よりもポテトサラダやコロッケなどに向いてます。有名な男しゃくはこの粉質系です。
男爵(だんしゃく)
【皮色】白黄
【肉色】白
【肉質】粉質
【おすすめ料理】粉ふきいも、ふかしいも
植付時期:1月中旬~3月中旬
収穫時期:5月中旬~
日本で一番食べられている、じゃがいもの王様
じゃがいもといえばこれを思い浮かべる人も多いはず。 粉質が強く、粉ふきいもなどほくほくした食感を生かした料理に向いています。煮崩れしやすいので 煮るのは短時間に。もしくは加工するのがオススメ。丸くゴツゴツした形で皮がむきにくいという難点も。
キタアカリ
【皮色】白黄
【肉色】黄
【肉質】粉質
【おすすめ料理】ふかしいも、レンジ調理
植付時期:1月中旬~3月中旬
収穫時期:5月下旬~
意外に高いビタミンC含有率
男爵と似ていますが、より食味・香りが強い品種。男爵よりもホクホク感が強いのが特徴ですが、男爵よりもさらに煮崩れしやすいので レンジでの調理や加工に向いています。
アンデスレッド
【皮色】赤
【肉色】黄
【肉質】粉質
【おすすめ料理】サラダ、コロッケ
植付時期:1月中旬~3月中旬
収穫時期:5月下旬~
赤い表皮とさつまいものような食感
表皮が赤く薄く、中身はさつまいものような黄色い肉色が特徴。ほくほくでクリーミー、とても甘い食感が楽しめます。他の粉質と同様に煮込みには向いていません。生命力が強く芽が出やすいため、長期保存には不向き。
ベニアカリ
【皮色】赤
【肉色】白
【肉質】粉質
【おすすめ料理】コロッケ、マッシュポテト
植付時期:1月中旬~3月中旬
収穫時期:5月下旬~
調理しやすく、収穫量が多め
赤い皮ですが、カットすると真っ白の肉色が特徴。耐病性に優れており、多収穫が見込めます。 皮がむきやすく調理しやすい。他の粉質と比べてもデンプンが豊富で甘く、同様に煮込み料理には向いていませんが、ビタミンCが豊富です。
ジャガキッズパープル
【皮色】紫
【肉色】黄
【肉質】粉質
【おすすめ料理】サラダ、コロッケ
植付時期:1月中旬~3月中旬
収穫時期:5月下旬~
ほんのり自然な甘さ
紫の皮の特徴的な品種。粉質でほんのり自然な甘さがあります。火の通りが早く、サッと調理したいときに便利です。
ジャガキッズ
【皮色】赤
【肉色】黄
【肉質】粉質
【おすすめ料理】サラダ、コロッケ
植付時期:1月中旬~3月中旬
収穫時期:5月下旬~
栗のように濃い黄色。滑らかな食感
赤い皮に黄色い肉質が特徴で栗のように黄色く甘い食感が特徴です。ビタミンCが男爵の約2倍と多く含有しており、またパープルと同様に火の通りが早い。
粘質のじゃがいも
でんぷん価が低く、「煮崩れしにくい」のでカレーやシチュー、おでんなど長時間煮込む料理に向いています。反面、コロッケやポテトサラダなどは向いてない品種も多くあります。滑らかな口あたりも特徴で品種によっては甘みが粉質より濃厚なものもあり、同じ粘質でも品種ごとの個性があります。
メークイン
【皮色】白黄
【肉色】淡黄白
【肉質】粘質
【おすすめ料理】カレー、シチュー
植付時期:1月中旬~3月中旬
収穫時期:5月下旬~
煮込みならおまかせ、じゃがいもの女王
男爵と同じくらいおなじみのじゃがいも。 長楕円形で表皮はすべすべで皮がむきやすい。粘質でデンプンが少なく煮崩れがしにくいので煮込み料理に向いています。ほんのりとした甘みは低温貯蔵でさらに増す、という特徴もあります。
とうや
【皮色】黄
【肉色】黄
【肉質】粘質
【おすすめ料理】煮物、サラダ、カレー、シチュー
植付時期:1月中旬~3月中旬
収穫時期:5月下旬~
低カロリー、ビタミンC豊富でヘルシー
早期肥大にすぐれた品種。長球形で比較的サイズが大きいものができやすいのが特徴です。あまりホクホクした食感にはなりませんが、代わりに滑らかな食感で煮崩れしにくい。芽が浅く皮がむきやすい。
レッドムーン
【皮色】赤
【肉色】黄
【肉質】粘質
【おすすめ料理】肉じゃが、カレー、シチュー
植付時期:1月中旬~3月中旬
収穫時期:5月下旬~
サツマイモを思わせるようなコクと優しい甘み
メークインのように楕円形で滑らかな表面ですが、赤い色と優しい甘みが特徴です。メークインとまた違った風味が楽しめるじゃがいもです。他の粘質と同様、煮崩れしにくく、また炒め物も向いています。
やや粉質・やや粘質のじゃがいも
でんぷん価が粉質と粘質の中間に位置するタイプ。決して中途半端ではなく、粉質と粘質の両方の良いとこ取りの品種が多く、揚げ物から煮物までどんな料理でもオールマイティにこなす万能選手が多いのが特徴です。またインカのめざめのような独特の風味をもつ個性的な品種もあります。
インカのめざめ
【皮色】黄褐
【肉色】濃黄
【肉質】やや粘質
【おすすめ料理】スープ、フライ、スイートポテト
植付時期:1月中旬~3月中旬
収穫時期:5月下旬~
ナッツフレーバー という独特の風味
大きさは小粒ですが糖度が6〜8度と高く、甘く濃厚な味わいでナッツや栗に似た独特の風味があります。煮崩れが少ないので煮物に向いており、また油加工時の色の変化も少なく調理後も濃い黄色を保つのでポテトチップやフライドポテトにも使えます。ただし収穫量は少ないのがネックです。
グラウンドペチカ
【皮色】赤、紫
【肉色】黄
【肉質】やや粘質
【おすすめ料理】肉じゃが、カレー、シチュー
植付時期:1月中旬~3月中旬
収穫時期:5月下旬~
特徴的な外観と相反する深みのある味わい
見た目は非常にインパクトがありますが、さつまいも・栗・じゃがいもを合わせたような、深みのある甘みと食感です。火が通りやすく、よく味がしみて長時間煮込んでも煮崩れしにくいのが特徴です。ちなみにマスクをかぶったような外観からついたあだ名はデストロイヤー。
シンシア
【皮色】白黄
【肉色】淡黄
【肉質】やや粘質
【おすすめ料理】サラダ、煮物、シチュー
植付時期:1月中旬~3月中旬
収穫時期:5月下旬~
高い貯蔵性と調理しやすさ・幅広さ
フランス生まれで、つるりと肌がキレイな卵形の品種です。皮がむきやすく、煮崩れしにくいので様々な料理法で美味しく食べることができます。また、バター・クリームとの相性が抜群。冷蔵すると甘みが増す。芽が出にくく貯蔵性に優れており、低温貯蔵で甘みがさらに増すのも特徴です。
十勝こがね
【皮色】白黄
【肉色】淡黄
【肉質】やや粉質
【おすすめ料理】煮物、フライドポテト
植付時期:1月中旬~3月中旬
収穫時期:5月下旬~
見た目は普通だが何にでも使える万能選手
男爵みたいな見た目どおりのホクホク感を持ちつつも、メークインのように煮崩れが少なく、どんな料理にも向いています。偏食が少ないので揚げ物もおすすめ。 皮が薄く、芽が出にくいのも特徴で、 貯蔵がきく品種でもあります。
北海こがね
【皮色】淡褐
【肉色】黄
【肉質】やや粘質
【おすすめ料理】煮物、カレー、シチュー、コロッケ
植付時期:1月中旬~3月中旬
収穫時期:5月下旬~
メークインよりも、さらに煮崩れしない
メークインのような長い形状で、 肉色は黄金色です。メークインも煮崩れしにくいですが、この品種はさらに煮崩れしにくく、煮物・サラダに最適です。油で揚げても変色が少ないため、フライドポテトやポテトチップスにも使われます。
タワラヨーデル
【皮色】赤
【肉色】黄
【肉質】やや粉質
【おすすめ料理】コロッケ、マッシュポテト
植付時期:1月中旬~3月中旬
収穫時期:5月下旬~
まるでさつまいものような食感と甘み
比較的新しい品種で病気に強い。赤い皮に黄色い肉質、まるで見た目はさつまいもですが、味もとってもクリーミー。ホクホクしておりマッシュポテトやコロッケに最適。おやつにも最適です。他収穫で保存にも強く、熟成させると極甘になります。
こがね丸
【皮色】黄褐
【肉色】白
【肉質】やや粉質
【おすすめ料理】肉じゃが、カレー、シチュー煮物、ポテトサラダ、フライドポテト
植付時期:1月中旬~3月中旬
収穫時期:5月下旬~
別名:フライドポテト用じゃがいも
大粒で多収、淡黄肉の肉質が特徴です。 調理後の変色も少ないこともあり、とにかく油との相性が良く、フライドポテトに最適で業務用としてもよく使われています。 やや煮くずれはしますが、煮物やサラダにもよく合います。芽が出にくく、保存性が良いのも特徴です。