【チェーンソーのメンテナンス】ソーチェーンの交換

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木屑がこまかくなってきた時は切れ味が落ちてきている証拠なので、刃を交換しましょう。ソーチェーンの規格の選び方と交換方法についてご紹介します。
※このページでご紹介するメンテナンス情報はあくまでホームセンターバロー内での研修内容をまとめたものであり、すべての機械に共通するものではございません。修理の際の故障に関しては責任を負いかねますので、予めご了承の上、ご利用下さいますようお願い申し上げます。

▼このページの内容まとめは以下の動画で▼

交換が必要なタイミング

ソーチェーンの交換タイミングの見極め方は、「木屑の大きさ」を見ましょう。
木屑が「細かい」と、ソーチェーンの切れ味が悪くなっているということなので交換が必要になります。切れ味がいいときは「大きい木屑」になるので、違いが分かりやすいです。

規格の選び方

チェーンを購入する前に、規格を調べる必要があります。
規格(品番)にはチェーンタイプ長さ(ドライブリンク数)の2つの数字が入っているので、その調べ方をご紹介します。

チェーンタイプは、チェーンとガイドバーをつなぐドライブリンク部分に刻印されている番号を見れば確認できます。
この番号がソーチェーンのチェーンタイプです。(画像のソーチェーンのチェーンタイプは91)

チェーンの長さはドライブリンクのコマ数で表します。
チェーンを吊るして持ち、片側の数に2をかけ(反対側もあるため)、

下に余った1個を足した数がドライブリンク数になります。

今回は片側に22個あったので、22×2+1で45個、ということになります。
つまり、今回の場合は「91-45」という品番になります。

万が一分からない場合は、ソーチェーンをバローにお持ちいただければお調べいたします。交換も承っております。

ソーチェーンの交換

※※※作業前に確認!※※※
ソーチェーンを触る際は軍手や作業用手袋を着用するようにしてください。
必ずエンジンが停止している状態で行うようにしてください。
また、エンジンが熱い状態の時には、冷めるのを待ってから調整するようにしましょう。

ソーチェーンを交換します。
購入時に付属しているボックススパナで本体側面のガイドバー取り付けナットをゆるめたら、手で回して取り外します。

チェンブレーキがかかっていないことを確認し、サイドケースを取り外します。

ガイドバーを本体側に押し込むとソーチェーンが緩むので、そのまま取り外します。

新しいソーチェーンを取り付けます。
刃の尖った部分が前に向くように取り付けましょう。

ソーチェーンをスプロケット(円形の部品)にひっかけて、

ガイドバーの溝にチェーンをセットします。

ソーチェーンが正しく動くか数回回して確認しましょう。

サイドケースを取り付けます。
それぞれのパーツが適切な場所にはまるよう取り付けます。

チェーン引きボルトの位置がずれていれば、ドライバーで緩め、本体側の穴にはまるように位置を変えましょう。

サイドケースを本体に取り付けたら、ガイドバー取り付けナットを手で仮固定します。

サイドケース側面にある調整ダイヤルをマイナスドライバーで回し、張り具合を調整します。右に回すと張り、左に回すとゆるみます。

ある程度締めたら、張り具合を確認しましょう。
張りの目安はチェーンを親指と人差し指で持った時に指と指が触れる程度(ドライブリンクの先端とガイドバーの隙間が0.5〜1mm程度)の隙間ができていればOKです。

チェーンが回転するかどうかも確認しましょう。
張りすぎていると回転しません。

調整が終わったらガイドバー取り付けナットを締めましょう。
レンチの根元ではなく遠くを持ち、テコの原理で固く締めましょう。

これでソーチェーンの交換は完了です。

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