【チェーンソーのメンテナンス】ソーチェーンの張り具合調整
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ソーチェーン(チェーンソーの刃)は伸びたまま使うと使用中に外れ、自分の方に飛んでくる可能性もあるので非常に危険です。新しいチェーンは特に伸びやすいので、ときどき張り具合を確認、調整を行うようにしましょう。
※このページでご紹介するメンテナンス情報はあくまでホームセンターバロー内での研修内容をまとめたものであり、すべての機械に共通するものではございません。修理の際の故障に関しては責任を負いかねますので、予めご了承の上、ご利用下さいますようお願い申し上げます。
▼このページの内容まとめは以下の動画で▼
調整が必要なタイミング
チェーンソーの刃、「ソーチェーン」は作業していく中で伸びてしまいます。
伸びたまま使うと使用中に外れ、自分の方に飛んでくる可能性もあるので非常に危険です。
伸びてくると、下の写真のように刃と本体の間に隙間が空き、だるーんとした状態になります。
またソーチェーンは、一度外れると外れグセがついてしまいます。
張り直したとしても、チェーンと本体(ガイドバー)の接触部分が痛んでしまっているので、外れやすくなってしまうのです。
一番大事なのは、初期伸びで外れてしまわないようにすることです。初期伸びは、最初に木を1、2本切ったくらいで生じてきます。
ソーチェーンの調整方法
※※※作業前に確認!※※※
ソーチェーンを触る際は軍手や作業用手袋を着用するようにしてください。
素手で作業をすると、ケガや火傷の原因になることがあります。
チェーンの張り調整は必ずエンジンが停止している状態で行うようにしてください。
また、エンジンが熱い状態の時には、冷めるのを待ってから調整するようにしましょう。
購入時に付属しているボックススパナで、サイドケース側面にあるガイドバー取り付けナットをゆるめます
マイナスドライバーで調整ダイヤルを回し、張り具合を調整します。
右に回すと張り、左に回すとゆるみます。
ある程度締めたら、張り具合を確認しましょう。
張りの目安はチェーンを親指と人差し指で持った時に指と指が触れる程度(ドライブリンクの先端とガイドバーの隙間が0.5〜1mm程度)の隙間ができていればOKです。
チェーンが回転するかどうかも確認しましょう。
張りすぎていると回転しません
調整が終わったらガイドバー取り付けナットを締めましょう。
レンチの根元ではなく遠くを持ち、テコの原理で固く締めましょう。
新しいチェーンは特に伸びやすいので、ときどき張り具合を確認し、緩んでいるようなら調整を行うようにしましょう。